大手塾?個人塾?~わが子に合った塾を見つける方法

「志望校への合格」

「成績アップ」

「苦手科目の克服」

「勉強の仕方を身につけたい」

学習塾に通う理由はさまざまですよね。

しかし、世の中すべての子どもに対してパーフェクトな塾はありません。

A塾は「成績上位層に強い」

B塾は「個人のペースに合わせた指導をしてくれる」

C塾は「成績下位の子に根気強く教えてくれる」

など、特徴もさまざまです。

そして子どもたちの性格もさまざま。

指導方針や授業・先生の雰囲気が「合う」「合わない」もあります。

まずは塾に行く「目的」を、お子さんとしっかりお話しして合意形成をしましょう。

入塾前に、必ず体験授業や講習会を

できれば講習会など数回の授業を受けてから判断するのが理想です。

・周りの友人がすすめるから

・チラシが立派だから

・評判がいいから

・教室長の話を聞いて良いシステムだから

と親御さんが判断しても、結局通うのはお子さんです。

そのお子さんが「自分の力を伸ばしてくれる塾だ」と感じられるかが大切です。

電話での問い合わせだけで「即決」せず、じっくり塾を試しましょう。

成績の良い子が通う塾=良い塾?

そんなことはありません。

もちろん、トップ校に合格者を多数出している塾は立派な指導方針とノウハウをもっています。

しかし、そのやり方が必ずしも子どもたち全員に通じるわけではありません。

入塾テストを実施し、成績上位クラスに固めてスピード授業でどんどん子どもたちをひっぱっていく手法に

「どうしてもなじめない」

「もっとじっくりやりたい」

「他人との競争が苦手」

「わからない問題に集中して指導を受けたい」

と不満や不安をもつ子もいます。

「合う」「合わない」の見極めは、やはり実際の授業を受けてみて「ペース」や「雰囲気」など授業を試してみる必要があります。

お金もかかることですし、受験には期日がありますので塾から塾へ流浪するのは疲れてしまいます。

有名塾だからと入塾させたあとで「うちの子には合わなかった」とならないよう、慎重に塾を選んでもらいたいです。

個別指導塾は万能?

個別指導タイプの塾は、すべての子どもたちの学習状況に合わせたオーダーメイドの授業ができるのが魅力です。

成績上位の子もいれば、中間層、または特定の科目だけが苦手でそこをやりたい子もいれば、学校の勉強についていけないレベルの子、前学年の復習からやりたい子などさまざまです。

授業は個別に進めていくスタイルが大半なので、それぞれのニーズに合った授業ができます。

一方でデメリットも。

それは「競争心が育ちにくい」ことです。

受験そのものが「競争」ですよね。

これを否定していては、高校受験を否定する道を選ばなければなりません。

「勝ちたい」という気持ちを引き出すのも塾の大切な役割です。

それが個別指導だと「個人別の授業」であるがゆえに、マイペースになりがちです。

ただ、「競争」は必ずしも「他人との競争」を強いるものではありません。

昨日の自分、過去の自分との競争によって、「前よりどれだけ力が伸びたか」「成長できたか」を意識するのも大切です。

人との競争や比較されることに抵抗がある子も、過去の自分との競争には案外しっかり取り組めるタイプがいます。

子どもたちには「競争」を前向きに楽しんでもらいたいです。

授業料が安い塾と高い塾

授業料もさまざまです。

一般に、集団指導塾は「安い」ですし、個別指導は「高い」です。

1人の先生が20人指導する塾と、3人を指導する塾とでは、人件費が違いすぎます。

また、大手塾は「高い」ですし、個人塾は「安い」です。

大手塾は教室など使用設備が立派ですし、広告宣伝費もたっぷりかけています。

新聞には頻繁にチラシが入っていますし、テレビCMもあります。

スポーツ選手やタレントさんを使ったCMまでありますが、これらはすべて授業料に転嫁されています。

知名度の高い学習塾はイメージも良いですし、「あの塾に通わせている(通っている)」というステータスにもなります。

ただ、それらは本質とは違いますよね。

コストパフォーマンスを考えれば、やはり個人でやっている「地元塾」が良いのではないでしょうか。

10年以上続いている塾なら合格実績も出していますし、授業料もリーズナブルなところが多いです。

そういう塾は、必ず同じクラスの誰かが通っているものです。

口コミ・評判も聞きつつ、まずは体験授業あるいは講習会に参加してみてはいかがでしょうか。

学習塾に通ってみて成果が感じられなかったらどうするか

いざ塾に通ってみて、もしも成果が感じられなければどうするか。

もちろん他塾に切り替えるべきです。

その前に原因の分析が必要です。

・塾の指導がわが子に合ったものではない

・担当講師が学力を正確に把握できていない

・宿題や授業が難しすぎる(または簡単すぎる)

・授業ペースが速すぎる(または遅すぎる)

・宿題量が少なすぎる(または多すぎる)

・出された宿題をやっていない(または管理が甘い)

・個別指導なのに先生が回ってこない

(または教えてくれない・教えてもらっても解からない)

・先生と合わない(生理的に苦手・不潔・いやなことを言われる)

・部活との両立が困難

お子さんとよく話し合って、成果が上がらない原因を分析します。

そのうえで「すぐ塾をやめる」ではなく、まずは今通っている塾の先生に相談しましょう。

今の塾をすぐやめることが最善策とは限りません。

塾の先生の見立てがどのようなものかを聞き、今通っている塾で改善点があれば提案してくれるはずです。

いまいち腑に落ちる改善提案がなければ、そこで他塾に切り替えてはどうでしょうか。

そもそも何で学習塾に通うのか

一方で原因がお子さんの生活スタイルにあるようなら、本人と親御さんとで「塾に通う意味」をじっくり話し合わなければなりません。

・勉強をする意味

・塾に通う理由

・部活や習い事との両立が困難であれば、学業とどちらを優先すべきか

塾を選ぶ以上に大切なのは、お子さんと親御さんとのコミュニケーションです。

塾を変えることで問題点が改善するか、むしろどの塾にも通わないという選択をするか、いずれにしてもお子さんが今後の目標に前向きになれるよう根気強く話し合ってもらいたいです。