岩見沢の小・中学校、分散登校が始まる
岩見沢市内の小・中学生は、コロナ拡大防止のための分散登校が始まりました。
(栗山町・由仁町・長沼町・新篠津村・夕張市もですね)
高校生も含めて、6月からやっと学校に通学できそうですね。
およそ3か月もの間、学校がほぼお休みでした。
この期間中いろいろと、オンライン授業について調べていました。
以前、おススメのサイトも紹介しました。

学校や塾の先生がこの休校期間中、Zoomを使ってリアルタイム授業をやっているという話もよく聞きます。
少しでも普段の授業の穴埋めができればと、先生たちは必死です。
(学習指導会は先生・生徒を分散しつつ、予防を徹底したうえで開校中です)
オンラインによるリアルタイム授業は、わざわざ学校や塾にいかなくても自宅で授業が受けられます。
なんとも「未来」な感じです。
オンライン授業に合わない子もいる
しかし残念ながら、以下のような話も耳にします。
- スマホ画面で見ても黒板の字が小さくて読めない
- 音声が聞き取りにくい
- ネットが切断されてしまう
- 眠くなって仕方ない
- ログインしたままにして怠けてしまう
不満のほとんどは「ネット環境や設備の問題」だったり「オンラインに合わない生徒側の問題」だったりします。
ネット環境や設備の問題は各家庭で差が出てしまうのは当然ですが、一方で同じ学校・同じ塾の生徒の中で差ができてしまうのは理不尽な気もします。難しい課題です。
「オンラインに合わない生徒側の問題」は、解決がますます困難です。
そもそも、こういった「自宅で」「いつでも」「好きなだけ」という学習スタイルで自主的に勉強が続けられる子は、もともと勉強が得意な子です。
でも大半の子どもはそうではないですよね。
「学校で(または塾で)勉強する」という「しなければならない環境下」で、半ば強制力を発揮された状況でなければ続けられない子がほとんどではないでしょうか。
「教室で」「みんなが勉強している」という一定の緊張感も、集中力を維持するために必要だったりします。
「周りから言われなくても自発的に勉強する」が理想ですが、私がふだん見ている子は、まだまだその段階ではない子ばかりです。
しかし一方で、「何を」「いつまで」「これだけやろう」と示され、やり方を教えてもらい、頻繁に評価してもらえれば力を伸ばせる子もたくさんいます。
そういった子たちのためにも早く新型コロナが収束し、一日でも早く安心して学校に通学してもらいたいです。
6月からの通学が、子どもたちの可能性を引き延ばす充実した毎日であることを願うばかりです。