岩見沢・栗山の塾「学習指導会」の高嶋です。
前回は「読む力」についてのお話しでしたが、今回は「数学嫌いの生徒」をどう伸ばすかのお話しです。
その1.量を増やす
数学の苦手な子は小学校のときに練習量が足りていないために、途中計算でミスが重なり答えまでたどりつけないケースが多いです。
「四則計算の練習なんて、いまさら不要」
「もっと苦手単元を集中的にやりたい」
そういう子に限って、計算ミスが多かったりします。
たいせつなのは「理解している」だけではなく、「正確にできること」です。
スポーツと同じで、量をこなせばミスが減ります。
学校や塾で「習った」ものは、忘れないうちに「慣れる」必要があります。
放っておくと身につきません。
テンポよく問題を解いていき、ケアレスミスをなくしましょう。
その2.途中計算を残しておく
数学が苦手な子に多いのは、途中計算を書かないパターンです。
「どういう手順で計算をしているか」
の履歴が残っていないがために、そういう子はどの手順でミスをするのかを自分で振り返ることができません。
また、ノートやテキストの欄外に計算をチャチャッと書いては、ノートに解答を書き入れたあと計算を消しゴムで消してしまう子もいます。
これでは不正解のときに「原因」がわからず、改善の手立てが打てません。
やっても間違える。
だから苦手、やりたくない・・・という悪循環におちいります。
ノートに余裕をもって途中計算を書き残す習慣を身につけましょう。
勉強を見ている先生や親御さんは、その必要性をていねいに伝えましょう。
その3.必要に応じて前学年にもどる
定期テストが近いとそうはいきませんが、今時期のように学校が休校だったり夏休みなどの長期休業のときには、苦手な単元まで思い切ってもどりましょう。
苦手を洗い出すには「学力テスト」のような範囲の広いテストをやる必要があります。
たとえば学習指導会では、入塾や講習会前には「診断テスト」を実施しています。
また、学習指導会に入塾していなくても「北海道学力コンクール(全道統一模試)」を受けてもらうことが可能です。
学校でやる「学力テスト」の答案を見直しするのもいいと思います。
そういったテストを通して、どこから復習するべきかをプロ講師にチェックしてもらいアドバイスをもらうのが近道です。
というわけで、
- 量を増やす
- 途中計算を残す
- 必要なら前学年にもどる
ぜひ参考にしてみてください。