入試に「ひらめき」は必要なし
斬新な絵を描く画家も、最初からそんな絵を描いていたわけではありません。
「デッサン」のような、基本の基本を積み重ねてから「常識から外れる作品」を作り上げるようになります。
野球も「素振り」、サッカーも「ドリブル」、すべて基本の積み重ねからですよね。
学校のテストも入試も「今までにどれだけ問題を解いてきたか・考えてきたか」で勝負が決まります。
「ひらめき」のようなセンス頼みではなく、解法のパターンをたくさん積み重ねていくことが重要です。
例えば数学だと「ここに補助線を引けばいいのでは?」などと過去の記憶をたどって問題を解けるようになります。
「部活や習い事が忙しいから、もっと短時間で」
「得点アップのコツを知りたい」
というひとに限って、「問題練習量が全然足りない」という人が多いです。
ここをおろそかにして、教科書や参考書を眺めているだけではダメ。
実際に手を動かして問題を解きましょうね!
「テスト?終わったら捨てちゃった」
・・・という子がたまにいます。
もったいない!
テストは「良かった」「悪かった」で終わってはいけませんよ。
自分の答案を見て
「どういうミスをしたか」
「自分が間違えやすい問題はどれか」
「理解できていない問題はどれか」
をしっかり探りましょう。
(学習指導会に通う生徒さんは、授業中に実施済みですね。時間の都合で学力テストの解き直しは実施していませんが、同じことを家でやりましょう!)
テスト後は、必ず解き直しを!
「理解できていない問題」は学校・塾の先生に質問しましょう!
(すべての問題を解けるようにするのが理想ですが、学力によっては「取捨選択」も必要です。)
ミスした問題が本当に「解けるようになっているか」を、同じ問題であってもまた解いてみる。
この「アウトプット」をしっかり進めることで、記憶が定着します。
(アウトプットの大切さについての記事はこちら)
「同じ問題なんか退屈」
「どうせできるから、別の問題をやりたい」
いいえ。同じ問題を解くことで
「どういう考え方を使って」
「正確にできるか」
の定着ができます。
新しい問題を解くよりも「得点アップ」に効果的です。
春休みに「前学年の定期テスト・学力テストをもう一回すべて解き直し」までできればカンペキです。
「繰り返し」が大切なのは、テストだけのことではありません。
受験生は、今まで解いてきたテキストに「ミスした問題にはチェック」を入れてきましたか?
その問題を、テキストの最初から冬休み中にざーーっと解いていきましょう!
問題を見た瞬間に「解法」がひらめくくらいに仕上げましょう。
「あれ?結局ひらめきって必要なんじゃん・・・。」
いいえ、この「ひらめく」は過去の「繰り返し練習」による結果です。
センスで解く「天才タイプ」ではない(僕も含めて)大半のひとは、とにかく解法パターンを日々積み重ねていきましょうね!