新中1生が知っておくべき激変する受験

新中1生から「高校入試」が大変になる

来年でセンター試験が無くなることが注目されています。

しかし、それと同じくらいのインパクトがある教育改革が「小学英語の教科化」です。

これによって2019年に新中1になるみなさんは、「高校入試」の難易度が確実に上がります。

特に『新中1以下の生徒さん』の親御さんには知っておいてほしい情報を、ここでまとめておきます。

何でそんなに難しくなるの?

新学習指導要領の内容に合わせた「移行措置」が始まるからです。

移行措置とは、新要領の教科書に改訂される前に「教科書とは別の冊子」が配られ、今までの教科書内容に追加して勉強することです。

小学校ではすでに(2018年4月から)実施されています。

そして中学校はこの春(2019年4月から)実施されます。

例えば「素因数分解」(中3数学)、「2力のつり合い」(中1理科)を、新要領では中1で習います。

とはいっても「理数」で増える単元は、内容的にそれほど難しくはありません。

単元の難度よりも「1つひとつの単元に使える時間が足りなくなる」ことが、学ぶ生徒さんや学校あるいは塾での課題になります。

しかし・・・強烈な「困難」は別の教科にあります。

ポイントは「小学英語」

なぜ新中1生が大変なのか。

それは、小学での移行措置期間を1年しか経験していないのに「教科化された小学英語」を学んだうえで、中学へ進学するからです。

この教科化された小学英語では、『600~700語』の英単語を扱っています。

(2017年度までは小学英語は「教科」ではありませんでしたから、実質『0語』ですね)

そして中学では『1200語』の単語だったのが、新学習指導要領では『1600~1800語』となります。

つまり・・・

今まで「中学までに習う単語が1200語」だったのに対し、新中1生が高校入試を迎える段階で、「小学・中学合わせて2200~2500語」となります。

・・・およそ倍!!

当然、高校入試ではこの単語数で勝負ということになります。

入試だけではありません。

新中1生が中3になるころに「移行措置」は完了し、新学習指導要領に合った「新しい教科書」で勉強することになります。

これは「小学から中2までに習ったはずの単語はわかっていること前提で」作られている教科書です。

となると、小学英語で十分な単語力を身につけていない生徒さんは、中3になったとたんに「教科書本文が読めない」「わからない単語ばかりで突然苦手になる」ことが起きかねません。

しかも、これまで高校で学習していた文法の一部が、中学校に降りてきます。

(現在完了進行形・仮定法・原型不定詞など)

小学生のお子さんをお持ちの皆さん、学校では十分な英語の学習ができていますか?

私の知る限り、「塾」や「英会話教室」に通う生徒さんは大丈夫ですが、学校のみで英語を勉強している生徒さんは、「書き取り」と「聞き取り」が十分ではない子が多いように思います。

(学校批判ではなく、仕組みとして物理的な「時間」が足りていないということです。)

「高校入試」への対応は「小学」から

小学英語を十分学んでいないと感じられる方は、今からでもとにかくたくさんの「単語」に触れてもらいたいです。

そして聞き取りに慣れてもらいたいです。

「塾」や「英会話教室」の利用が難しい方は、教科書に合った本文のリスニングCDや配信サービスを利用する手もあります。

決して「本人任せ」「学校でやってくれているから大丈夫」と思いこまないでもらいたいです。

「どれだけ力がついているか不安」という方は、学習指導会で実施している「北海道学力コンクール(小5生は8月と1月・小6生は4月と8月と1月で実施)でテストを受けて確認することもできます。

岩見沢・栗山とその近隣にお住まいの方はぜひ受講してください。塾外生も受講可能です。

それ以外の道内地域の皆さんは、こちらから近くの学習塾でお申込みができます。

道コンリンク集,塾・家庭教師リンク集 | 北海道学力コンクール
北海道学力コンクールを主催する株式会社進学舎のWebサイトです。道コンリンク集,塾・家庭教師リンク集

新中1生は『大学入試』への対応も必要

新中1生にはまだ遠い話かもしれませんが、大学進学を考えている方はとくに「中学での勉強で苦手を作らない」対策が必要です。

なぜなら、現在のセンター試験に代わる「共通テスト」の本格実施は2024年度・・・つまり新中1生が高3になる年だからです。

△:移行措置期間  〇:新学習指導要領全面実施  ☆:共通テスト本格実施

共通テストは2020年度に先行実施されますが、4年間の実施をもってそれまでの状況を踏まえつつ「本格実施」が2024年度から、という流れになります。

紆余曲折あって、今の予定とは様変わりするかもしれませんし、大学側の入試要項も変更になっていくはずです。

しかし、確実に言えることは「大学入試が難化すること」です。

「中学の勉強」で苦戦するわけにはいきません。

※「共通テスト」や「英語外部検定」については、後日記事にまとめアップします。

親御さんが情報を取ることの難しさ

ここまで書いてきたことを、どれだけの保護者さんが把握できていたでしょうか。

親御さんは皆さん、毎日が忙しいと思います。

そんな中で受験の仕組みや指導要領の変更など、情報を取っている方はそう多くはないはずです。

そして内容も難しいですよね。

(この記事ではできる限り内容を簡略化しています)

それでも、親御さんが「知っている」か「知らないか」で今から取れる対策が変わってきます。

忙しいとは思いますが、インターネットもうまく利用し親御さんが主体的に情報にアクセスすることが大切です。

私たち学習指導会にも、もちろん情報発信の役割があります。

これからも、このブログを通じてお知らせしていきます。

(塾生保護者さんは、疑問点や不安はどんどん各教室の教室長にご相談ください。)

今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立つと幸いです。