最低限おさえておきたい大学入試改革まとめ

「センター試験」から「共通テスト」へ・・・って、結局何が変わるの?

複雑な制度改革ですが、なるべくコンパクトにまとめました。

大学入試の仕組みは2024年までさらに変化していきそうなので、今後の情報にご注意ください。

スケジュールは?

大学入試センター試験は2020年1月で終了です。

代わりに「共通テスト」がスタート。

この「共通テスト」、2020年度から「先行実施」されます。

「本格実施」は2024年度(2021年4月で中3になる子の大学受験)から。

それまで「共通テスト」の配点や傾向は変わっていきそうです。

問題内容は?

「共通テスト」では、「思考力・判断力・表現力」を重視します。

英語は「リーディング」と「リスニング」の配点が「1:1」の割合になります。(現在のセンター試験では「4:1」)

(ポイント)

  • 題文が長文化している。読解力は「数学」「理科」のテストにも影響しそう。

  • 実社会に応用された問題が出題。(プレテストでは「建築基準法」の中で、三角関数を利用した問題が出題)初めて見るタイプの問題であっても、今まで学んだ知識の「何を」使うのか判断し応用することが求められそう。

  • 国語は単なる「小説文」「説明文」だけではなく、「公文書」や「契約書」のような文章を読んで、必要な情報を素早く把握する読解力が必要。

英検などの「外部テスト」はどう使われるの?

英語の選抜基準に「外部テスト(英語4技能テスト=英検など)」を利用する学校もあります。

対応は大学によってさまざま。

  1. 出願資格とする(「英検準2級以上」など)
  2. 共通テストに加算する(「英検準2級」なら16点加算など)
  3. 出願資格とし、さらに共通テストにも「級に応じた得点加算」をする
  4. その他の活用(外部テストを級ごとに数値化し、大学独自テストと比較して高い方を合否判定に使うなど)
  5. 活用せず

国立大学は1のパターンにする予定の学校が多いようですが、私立大学は対応がバラバラ。

受験校のウェブサイトで確認しましょう。

(ポイント)

  • 受験可能性のある大学の選抜基準を早めに把握しておこう。

  • 英語「外部検定」は英検なら高3時に2級を取っておけば安心(準2級は高2までにとっておこう)。

私立の個別試験(2次試験)はどんな感じ?

私立上位校は「高度な記述問題(テーマが与えられ、課題解決のための自分の考えを記述する)」が増えています。

(ポイント)

  • 受験校はどういうことに関心がある生徒を欲しがっているか、過去問で扱われている「話題」をチェックしておこう。

AO入試と推薦入試はどうなる?

AO入試は「総合型選抜」となり、「学力検査免除」が見直されます。

国立大学の「総合型選抜」「学校推薦型選抜」は定員拡大になっていきます。

(ポイント)

  • 国公立・私立大学全体を見ると、入学者数のおよそ半分が「総合型選抜」「学校推薦型選抜」いわゆる推薦入試で入学している。(募集定員は少ないが、実態はそれより多く推薦で入学している)

  • 高校入学時までにすでに国立大学を志望している生徒は、高校1年からしっかり「すべての科目」で成績を上げておき、「国立のAO・推薦」→「だめなら一般選抜へ」が最善。※一般選抜でも「調査書(内申点)」は見られる

今後も情報収集を進めます

以上、現時点でそろっている情報をまとめました。

制度設計が確定していない「大学入試改革」ですが、学習指導会では今後も情報収集し、発信していきます!