本日発表された新元号「令和」。
新しい時代がやってくる!って新鮮さにあふれた響きですね。
この「令和」、万葉集から引用したって菅官房長官と安倍総理が発表していました。
今まではずっと中国の古典から引用されていた元号。
中国の仕組みをまねてスタートした「元号」なのに、とうの中国はとっくにやめちゃってます。
初の「日本古典からの引用」、新鮮でいい感じですね。
日本最初の元号は645年から始まった「大化」。
大化の改新の「大化」。
645年は、「中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を蒸し殺す(645ろす)」と覚えました。
飛鳥時代から奈良時代へ。
この時代に作られたのが万葉集。
天皇から一般農民までの和歌が一緒に納められた和歌集だなんて、面白いですよね。
当時はまだ日本は中国の影響を受けていて、春の代表的な花は「梅」だったんだそうです。
今回の元号「令和」も、春の訪れを祝う歌から引用されたようですが、ここでも「梅」が登場してました。
そして平安時代。
当時の中国も衰えてきて、「そろそろ遣唐使やめようか」となったのが894年。
「白紙(894)に戻そう遣唐使」と覚えました。
その後、日本の風土に合った文化が広まっていきます。
このころから、春の代表的な花が「桜」になったそうですよ。
元号の仕組みがずーっと続いていることで、先人たちから脈々と続く日本の歴史と文化が「途切れることなく、つながって今がある」ことを感じ取れます。
新元号の発表に合わせて、たくさんの子どもたちが日本の歴史に興味を持ってくれるといいですね。