最近、ネットの記事で面白いものを見つけました。
小学5年の息子さんが、とにかくゲームばかりしていて、何度言っても宿題をしないんだそうです。
あの手この手で勉強に向かわせようとしても効果なし。
そこで親御さんが「そのゲームの何がそんなに面白いんだろう?」と気になり、息子さんに教えてもらいながら少しだけゲームをやってみました。
なぜ「勉強嫌いの子」が自分でやるようになったのか
すると思っている以上に面白く、「これ、本当に面白いね!ハマるのわかるわー!」と息子さんに言ったところ、すごく嬉しそうにしていました。
そうすると・・・「そろそろ宿題やろうかな」と言い出したそうです!
・・・そんなにウマくいくものなのでしょうか??
そもそも、なぜこんなことが起きたのでしょうか。
アドバイスは「内容」よりも「誰に言われたか」で決まる
誰だって、自分の楽しいこと・好きなものを否定されるとイヤですよね。
「負けてばかりのファイターズの試合見て、どこか面白いの?」などと言われれば、私もカチンとくると思います。
自分が楽しいと思っているゲームを、頭ごなしに否定されるのも同じなのでしょう。
かといって、いつまでもゲームをやらせるわけにもいきません。
僕らが他人のアドバイスを受け入れられるのは「自分を認めてくれる相手」か「圧倒的に実績を上げている相手」かの、どちらかではないでしょうか。
親の(または先生の)言うことなんだから聞きなさい!と言いたいところですが、まずは「認める」ことから始めるのが良さそうです。
やっぱり「自分の価値観を否定するひと」と「認めてくれるひと」だったら、後者のアドバイスなら聞いてみようと思えますよね。
「楽しいこと」か「必要なこと」しか行動しない
私たちは結局、「楽しいこと」か「必要なこと」しか主体的に行動できないのだと思います。
他人の強制によって行動させられたところで、モヤモヤするだけです。
「勉強自体が楽しい」と思えるのが最高ですが、もちろんひとの好みはそれぞれ。
ファイターズ好きもいれば、いくら魅力を伝えたところでまったく興味をもたない人もいます。
なので、まずは子どもの承認欲求をしっかり満たしたうえで、勉強の必要性を考えてもらうきっかけを与えてはどうでしょうか。
岩見沢指導会でも、そんなコミュニケーションを意識して子どもたちと接しています。