中学生の通知表が高校受験を左右する!〜内申点の仕組みとその重要性〜
北海道の高校入試では、「入試当日点(500点満点)」と「内申点(最大315点)」の合計点で合否が決まります。
つまり、通知表の成績=高校受験の得点の一部。
中学1年からの積み重ねがそのまま高校入試に反映されるため、早めの対策が非常に重要です。
■ 内申点の計算方法【学年別に解説】
内申点は、中学1〜3年生の9教科すべての通知表の合計をもとに、以下のように計算されます。
● 中学3年生の場合(本番の計算)
(中1最終通知表合計 × 2)+(中2最終通知表合計 × 2)+(中3最終通知表合計 × 3)
※まだ中3の成績が出ていない場合は、「中2の最終通知表」で仮計算。
● 中学2年生の場合(仮計算)
(中1最終通知表合計 × 2)+(中2の現在の成績 × 5)
※「中2で今の成績を維持したら」と仮定して計算。
● 中学1年生の場合(仮計算)
(中1の現在の成績 × 7)
※「この成績を中2・中3でも維持したら」と仮定。
■ 内申ランクとは?目安をチェック!
内申点は20点刻みで「ランク分け」され、受験校を選ぶ際の重要な目安となります。
ランク | 点数の目安 | 通知表の成績イメージ |
---|---|---|
Aランク | 315〜296点 | オール5に近い |
Bランク | 295〜276点 | |
Cランク | 275〜256点 | |
Dランク | 255〜236点 | オール4程度 |
Eランク | 235〜216点 | |
Fランク | 215〜196点 | |
Gランク | 195〜176点 | オール3程度 |
H〜Mランク | 175点以下 | 個別に相談を |
※同じランクでも、内申点が高いほど受験では有利になります。
■ 受験本番は「815点満点」の勝負!
2022年度から、北海道の入試制度は次のように変更されました:
- 入試当日点:500点満点(主要5教科)
- 内申点:最大315点
つまり、中学1年からの通知表の努力が、全体の約4割を占める内申点として加算されるのです。
■ 高校受験の準備、いつから始めるべき?
「部活引退後から本気出す」では遅すぎます。
むしろ、中1のうちから成績を意識し、コツコツ積み上げることが一番の近道。
志望校の目標ランクを早めに決めることで、日々の学習への意識が変わり、確実に差がつきます。
■ 最後に:高校受験は人生の選択
高校受験は、子どもたちにとって人生で初めての本格的な進路選択です。
将来の選択肢を広げるためにも、早めに内申点の仕組みを知り、目標に向けた行動を始めましょう!