
デジタル教材は中学生に効果的?メリットとデメリットを正しく知ろう📚✨
デジタル教材のデメリット💡
① 記憶に残りにくい?
デジタル教材は画面を目で追う「視覚中心」の学習です。一方、手書きは “見る+書く” の複数の感覚を使うため、記憶に残りやすいと言われています。
単語や文章を「見ているだけ」より、「書く」「声に出す」を組み合わせたほうが覚えやすい感覚、ありますよね☺️
ある研究でも、
「手書きでノートを取った学生は、1週間後でも内容をよく覚えていた。一方、PCで記録した学生は24時間後には内容を忘れやすかった。」
という結果が紹介されています。
② コストが高い💸
タブレット端末や専用アプリは、どうしても初期費用や利用料が高めです。「成績が上がるなら…」と購入を検討される保護者の方も多いと思います。
勉強が苦手なお子さんにとって「取り組みやすい」ことは大きなメリットですが、費用対効果は慎重に見極めたいところです。
さらに、別の調査では、
成績の高い子ほど“冊子教材”、低い子ほど“タブレット教材”を選んだというデータもあります。
「道具」を選ぶ前に大切なこと📝
良い教材を選ぶ前に、まずは 「お子さんに今、何が不足しているのか」 を考えることが大切です。
- 興味・やる気が不足している → モチベーションや目標設定のサポート
- 努力しているのに結果が出ない → 学習方法の見直し
- そもそも「学習量」が足りない → 習慣づくりとコツコツの継続
私が岩見沢で見てきた生徒さんでも、成績が伸びない多くの理由は「学習量不足」でした。
AIで「苦手単元」はどこまで分かる?🤖
デジタル教材はAIが苦手分野を抽出し、反復練習できる点が強みです。しかし、
- 誤入力も「苦手」と認識されてしまう
- 選択問題で「なぜその答えを選んだか」までは判断できない
- たまたま正解すると「理解している」と判断される
また、解き方のクセやノートの書き方、ミスの原因は、人が答案を見てアドバイスすることでしか気づけません。
「ゲーム性」でモチベーションは上がる?🎮✨
デジタル教材の多くは、ポイント・ランキング・交流機能などの「ゲーミフィケーション」を取り入れています。これにより、勉強が苦手な子でも「楽しい」をきっかけに学習に向かいやすくなります。
ただし、ゲーム要素に意識が向きすぎる、提出したらプレゼント…など、目的がズレるリスクもあります。結局、子どもが最も嬉しいのは、AIに褒められることより親や先生に褒められることです。
今後の進化には大きな期待🌈
ここまでデメリットを中心に述べましたが、今後デジタル教材は確実に進化します。
- コストは下がり続ける
- AIの精度は向上する
- どこでも学べる手軽さ
- 情報を素早く確認できる利便性
- 英語アプリなどはすでに高コスパ
紙の本と電子書籍を使い分けるように、デジタル教材と紙教材も「メリット」「デメリット」を知ったうえで上手に併用する時代です。