文具が大切！家庭学習を効率化する「3つのアドバイス」
勉強中のちょっとした動作も、積み重なれば大きな時間ロスになります。その結果ストレスが増え、学習効率も下がってしまいます。
学校でも家庭学習でも、学びのテンポを崩さないことがとても大切です。
そこで今回は、家庭学習の効率を上げるための「文具の使い方に関する3つのアドバイス」をまとめました。
1．ペンケースの中身はシンプルに
ペンケースの中がパンパンになっていませんか？
割れた定規や短くなった鉛筆、使い切った色ペンをそのままにしている子は少なくありません。色ペンを大量に持ち歩く子もいます。
しかし必要なものを探す時間が増えるほど、学習のテンポは崩れていきます。色ペンは「赤・青・蛍光1色」で十分。ノートを彩る作業に時間をかけすぎて、授業内容を聞き逃してしまっては本末転倒です。
ノートは「後で読める程度」にまとまっていればそれでOK。作業に時間を奪われないよう、文具は最小限がおすすめです。
2．修正テープは不要
個人的な意見ですが、修正テープは学習効率を落とします。
取り出して貼って、乾くまで待って……という一連の動作のあいだに授業はどんどん進んでしまいます。
二重線で消してすぐ近くに書き直す方がテンポよく進みます。
3．消しゴムは早めに処分する
小さくなった消しゴムをギリギリまで使い続ける子がいますが、これは時間ロスのもと。小さい消しゴムは見つけにくく、落としやすく、消しにくい。
「もったいない」と思わず、新しいものに替えるほうが学習のテンポが守られます。これは小学生の鉛筆にも同じことが言えます。
とはいえ、強制はしない
ここまで3つのポイントを紹介しましたが、子どもに強制する必要はありません。
教室でも必要に応じてアドバイスはしますが、自分の「こだわり」を大切にしている子や、ノートづくりそのものがモチベーションの源になっている子もいます。
効率以上に大切なのは、子どもの「やる気」です。良かれと思ったアドバイスでも、頭ごなしに否定されるとやる気は下がります。
あくまで “さりげなく提案する” 程度にして、モチベーションを守りながらサポートしてあげてください。