「とにかく時間が足りない」みなさんへ
教室で子供たちを見ていると、とにかく「質」よりも圧倒的に「量」が足りていないがために、習ったことが定着できず一進一退を繰り返している子が多いです。
とはいえ、「部活」や「習い事」に毎日忙しい皆さんですから、普段の自由時間をフルに「勉強に使いなさい」というのも無理な話です。
では日常生活の中でいかに時間を確保し、効率的に学習成果を上げていくかを考えてみました。
学校の授業を徹底的に
好きな科目も嫌いな科目も、とにかく学校の授業を「徹底的に」「集中して」聞くことです。
そんな当たり前な話・・・と思われるかもしれませんが、理屈はこうです。
好きな科目なら、授業の最後まで集中して聞くことが簡単でしょう。
学校の授業だけでほとんど身につけられるなら、家庭学習が最小限で済みます。
簡単な見直し程度でも、記憶がよみがえり家庭学習がほとんど不要になります。
苦手・嫌いな科目なら、どんなに眠くてもしんどくても「家で勉強したくない」ならなおさら、「嫌いなものを家に持ち帰らない」ためにこそ学校の授業を集中して聞きましょう。
みんな、イヤなものは後回しにするものですよね。
一方で「イヤだから」といって学校の授業から逃れることはできません。
だったら、その45分(50分)の学校授業を「ぼーっと聞く」よりも「いやだからこそ集中して」聞き取って、できるだけその勉強を「授業時間中に」完了させてしまいましょう。
万が一、苦手な先生・どうしても先生の授業がわからない、という場合は・・・ノートをとることに集中し、あとは授業中に教科書を熟読しましょう。
とにかく学校の授業時間を自分なりに濃いものにしていく。
「学校が終わったらあれをしたい」「これをしたい」・・・だからこそ学校の授業時間を無駄にしない。
学校の授業を聞いてないがために、また1から独学で家庭学習するのはあまりに非効率ですよね。
勉強以外のことに時間を使いたいなら
部活の自主トレや趣味・学校の勉強以外の勉強(プログラムや動画作成の勉強をする子が増えているそうですが)をしたい子は、なおさら「逃れられない学校の授業時間」を大いに活用し、家での時間確保を習慣化しましょう。
ある調査では、人間は「得意なこと」に時間を使った方がストレスが減り笑顔が増え、健康になるそうです。
自己肯定感や達成感が得られ、そこから皆さんの可能性がみるみる広がっていくはずです。
不思議と、苦手科目に対しても前向きに取り組む活力が得られるかも。
・・・ぜひ参考にしてみてください!