中3生のみなさん、学力総合Aテストお疲れさまでした!
今回の学力テスト、本当にお疲れさまでした。テストが終わった直後は「よかった」「悪かった」という点数だけに目がいきがちですが、大切なのはその先です。テストは合否を決めるものではなく、「何が身についていて、何がまだ足りないのか」を知るための大切な確認作業です。
高得点がとれた人は自信を持っていいですし、それは素晴らしい成果です。ですが、もっと大切なのは「間違えた問題」とどう向き合うか。ここに次の成長のチャンスが隠されています。
学力テストは振り返りが大切
平均点に届かなかった生徒さんにとって、「間違えた問題を全部解きなおす」というのはとても大変なことです。実際、やろうとしても途中で疲れてしまったり、やり切れずに終わってしまうことも多いでしょう。
そこで重要になるのが「どの問題を解きなおすべきか」を見極めることです。
解きなおすべき問題とそうでない問題
失点した問題は、次の2つのタイプに分けられます。
① 暗記不足やケアレスミスで落とした問題
本来できるはずの問題です。知識や注意力を補えば、次は必ず得点できます。復習の優先順位はここが一番高いです。
② 太刀打ちできない難問・理解不能な問題
現時点ではまだ力が足りず、解けなくても仕方のない問題です。焦らずに一旦スルーしても大丈夫です。
大切なのは、①のタイプを中心に解きなおすこと。ここを確実に取り戻すだけで、入試本番の「合計点」を伸ばす実力が身につきます。
「全部やらなくていい」の安心感
②のタイプ、つまり現時点では手が出ない問題については思い切って捨ててしまいましょう。全部を完璧にしようとすると、途中で心が折れてしまいます。入試は「できる問題を確実に得点すること」が最も大切です。
だからこそ、取捨選択が重要です。自分にとって「今取り組むべき問題」を見極め、それを定着させていく。この積み重ねが志望校合格につながります。
保護者の方へ
お子さんがテストの結果に落ち込んでいたら、ぜひ「間違えた問題をどう活かすかが大事なんだよ」と声をかけてあげてください。全部をやる必要はありません。むしろ、取捨選択をして効率よく復習することが、これからの受験勉強には欠かせません。
まとめ|学力テストを次の成長につなげよう
- テストは「できた・できない」で終わらせず、振り返りが大切
- 解きなおすのは「暗記不足・ケアレスミス」の問題だけで十分
- 難問は思い切ってスルーしてもOK
- 取捨選択で効率的に力をつけることが、合格への近道
テストはゴールではなく、次の成長へのヒントです。「できるようになるべき問題」に集中して、次のステップにつなげていきましょう。