小4~6生は今のうちに「ここ」をマスターしよう

学習指導会は小4から高校生まで、それぞれの学力や目標に合わせたカリキュラムで授業・宿題が設定されます。

全体に占める生徒の割合は中学生が多いのですが、やはり小学生の頃からの学習習慣の定着が何より大切です。

それができれば、その数年後の受験勉強がはかどるのは間違いありません。

しかし大半の小学生(や保護者さん)は、まだ先のことですから

「小学生のうちは習い事を中心に」

「塾は中学からでいいかな」

「うちは中学受験するわけじゃないし」

このようにお考えの方も多いようです。

そんな皆さんに、小学生のうちにはここだけは身につけてもらいたいポイントを学年別にお伝えします。

小4生は、「とにかく漢字」「とにかく計算」

小4になると、習う漢字が増えてきます。

コツコツ書き取り練習をする子と、そうでない子で大きく差がひらく学年です。

書き取り練習のノートを見てあげてください。

雑な字で書いていませんか?

「5回かけばいいや」などと、回数をこなすことが目的になっている子は要注意。

自分の字に対する執着がない子は、なかなか漢字を覚えるのに苦戦します。

時間はかかっても、丁寧な字で(殴り書きにならない程度でいいです)書くことを意識させたいです。

算数では、割り算のひっ算が大切です。

商が最初の桁から立つ場合と、そうでない場合をきちんと理解して解いていますか?

また、小数点の処理は正確に出来ていますか?

理解ができていれば、あとは「手に覚えさせる」くらいの問題量を解いてもらいたいです。

スポーツと同じ、基礎練習を積み重ねてミスを減らしたいですね。

小5生は「単位量当たりの大きさ」「速さ」「割合」にご注意

多くの生徒が苦手にする「単位量当たりの大きさ」。

これは「速さ」も「割合」も同じ考え方であることも関連付けて理解させたいです。

「ガソリン2リットルで24キロ走る車。1リットルでは何キロ走れる?」のような、まずは簡単な(割り切れる数字)で理解させ、そのうえで複雑な問題に挑戦してもらいたいです。

学校のテストでは、「割り算の単元だから、この文章題も割ればいいんだよね?」などと安易に解いていては、範囲の広い「全国学力テスト」や、学習指導会で実施している「北海道学力コンクール」では得点できません。

「速さ」では、単位の変換(時速を分速へ直す)も、小学生のうちにできるようにしないと中学の理科で苦戦します。

国語では、やや長い文章でもしっかり読みこなせる「読書力」を身につけてもらいたいです。

難しい読解問題はできなくてもいいです。

スポーツ雑誌でもお笑い芸人さんやアイドルのエッセーでもOK。とにかく自分に興味を持てる文章に慣れ親しんでもらいたいです。

そのとき、読めない漢字が出てきても気にしないでください。

いちいち調べていては、読書がおっくうになり嫌いになってしまいます。

読めない漢字は飛ばしてでも、「全体として何が書いてあるか」がなんとなくても理解できればいいです。

どんどん文章になれてほしいです。

小6生は、長い文章づくりにチャレンジを

読書感想文・・・苦手な子、多いですよね。

まず「読書」自体が、小学生にとってハードルの高いものです。

それでも、きっと小6までに一度は「読書感想文」の宿題が学校で出されると思います。

その時に、ぜひ挑戦してもらいたいことがあります。

それは・・・

先生がびっくりするほど長い文章を書く!

立派なことは書いていなくてもいいです。

なんとか本を読み切って、部屋にこもってじっくり何時間もかけて、長い文章で感想文を書いてみてください。

まとまりがない文章でもいいんです。

「超大作」の読書感想文を1度でも書くことができれば、「文章を書くこと」への度胸がつきますよ!

算数では「比例」「反比例」です。

1つの値が変化すると、もう1つの値が一緒に変化する。

その規則性を表やグラフから読み取る力を、小学生のうちに身につけてもらいたいです。

いかがだったでしょうか。

今までたくさんの子どもたちを見てきて、「あぁ、小学生のうちに、ここをもっと鍛えておくべきだったのにな。。。」と思いながら中学生を指導する機会が多いので、その経験をもとに書かせていただきました。

参考にしていただけると、幸いです。