2025年度より岩見沢の高校は統合の流れ

岩見沢東高校・岩見沢西高校は、(まだ教育委員会の要望段階ですが)2025年の統合へ向けて動いています。

岩見沢、高校生き残りへ一手 市教委が道立高再編要望 進学指導強化で市外流出防止:北海道新聞デジタル
【岩見沢】岩見沢市教委は2025年度に市内の岩見沢東、岩見沢西の道立2高校を統合して新設校とし、市立岩見沢緑陵高校を含む3校の普通科を再編するよう道教委に要望している。少子化や札幌圏への進学志向で学...

学級数の増減を要点をまとめると、

岩見沢東:5 + 岩見沢西:3 → 新設校:6(2減)
岩見沢緑陵:3→4(1増)

1クラス40名ですから、学区内で合計40名の定員減です。

ただし以下のように岩見沢市内の中学卒業者も減少するで、2025年以降の全体の出願倍率は現在とさほど変わりません。

2022年:634人
2023年:611人
2024年:577人
2025年:579人
2026年:604人
2027年:589人

また、2021年の中学卒業者618人のうち

市内高校へ進学:465人
石狩学区へ進学: 73人

であり、かなりの人数が市外へ進学していることがわかります。

とくに高偏差値の生徒に対して、ニーズに答えられるような授業の質・進学実績が高校に求められます。岩見沢東高校では今年から「特進クラス」をつくり新しい取り組みを進めているものの、今のまま地域トップ高が「定員割れ」が続くようでは「大学進学するなら市外の高校へ」の流れに拍車がかかります。

現時点で需要の減少(生徒数)と供給過多(定員数)になっているのですから、高校の定員減は避けられません。統合高校の「緊張感のある受験倍率」に期待します。

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