学校ワークやった?何回やった?
岩見沢指導会の生徒さんには何度も伝えていますが、どの中学校も定期テストの問題は「学校ワーク(または学校配布のプリント)」から出題されます。
全く同じ問題もあれば、数字だけ替えられた「類題」も。
だから結論。
「学校ワークやれば、得点取れる。」
(塾のテキストでもOK)
そして大切なのは
学校ワークを3回やるということ。
1回で覚えられますか?身につきますか?
それは無理な話です。
定期テストまでに学校ワークを3回やる。
たったそれだけ。
それでほぼすべての子は、定期テストで得点アップします。
時間がない?
時間は自分で作りましょう。
学校ワークは最初から書きこみでやってはダメ
ノートにやりましょう。
面倒ですか?それは耐えてください。
「でも先生、学校に提出しなきゃいけないから書き込まないとダメなんだよね。」
「学校の授業中にやるから、書き込みでやるんだよね。」
それならノートにやってそのノートと一緒に提出すればいいんです。
付せんに「何回もやりたいので、ノートに書きました。」ってメモを貼って提出すれば先生も理解してくれるはず(熱心さのアピールにもなります)。
やった履歴をしっかり残しておく
学校ワークを進める手順は以下の通り。
①学校か塾で習った単元の学校ワークを、まずは自力で解く(教科書を見ながら解かない)。
②2ページほど終わったら〇付けをし、合っていた問題は問題番号かその横の□に〇、ミスしたら×を赤ペンで書く。
③×の問題は解答解説や教科書を読んで、覚え直し(単語はノートに何度も書きだして暗記)。
④もう一回×のところだけ解きなおし。
⑤また〇付けし、正解なら×の上から〇を書き入れ。
⑥すべての×が〇になったら、次の2ページに進む。
こうやって、2ページごとにスモールステップで進めていくことで集中力が続きます。
問題文を最後まで読み、解答解説も最後まできちんと読みましょう。
そのうえで、最後は覚えるまで「書いて暗記する」。
この泥臭い作業をコツコツ積み重ねていきます。
ただし、数学や理科の計算系は、ただの暗記ではいけません。
解き方自体がわからないときは、先生か成績の良い友人、または塾の先生に質問しましょう。
英語の文法問題も、何度も解いて覚えこみで乗り越えられる問題が大半です。
そしてワーク2周目。
1単元が終わったら、また同じ問題を今度は2ページずつではなくて1単元丸ごと一気にノートにやってみましょう。
1周目よりサクサク進めるので、そんなに時間はかかりません。
そしてテンポよく解いていくことも意識しましょう。
もちろんここでも〇付けをして、
結果の履歴「〇か×か」を1巡目の結果の横に並べて記入しておきます。
1周目より、だいぶ〇が増えているはず。
二回連続で×になった問題は、自分が苦手な問題です。
あるいは、まだ理解できていない問題。
しっかり塾の先生に質問するなど、早めに対処しましょう!
テスト前は「見直し用」に使う
テスト前には3周目。
テスト範囲すべてのページの「×印のついた問題のみ」を、今度は仕上げとして「ワークに直接書き込んで」やりましょう。
問題文を見た瞬間に答えがひらめくくらいになっているはずです。
ひらめいても、問題文は最後まで読んだうえで解くようにしましょう。
2ページずつ〇付けをし、それでもミスしていたら赤ペンで正答を書き入れておきます。
書き入れた問題はとくに自分の苦手なところです。(何せ3回やっても不正解なのですから)
あとはこの学校ワークを「テスト前の見直し用」として活用しましょう。
中学までの勉強は、このような「質より量」で9割は対処できます。
しかし、大半の生徒は「時間がない」「もっと効率的な勉強方法を教えて欲しい(楽して得点を上げる方法はないの?)」と聞いてきます。
「勉強の仕方がわからない」という生徒は、そもそも「勉強時間をしっかりとってきたか」を思い出してください。
きれいにノートをまとめることは勉強ではありません。
それは単なる作業です。
作業に時間をかけすぎないよう気をつけましょう。
つまり定期テスト前までにやるべきことは・・・
学校ワークを徹底的に”3回”やることです。