岩見沢指導会でこれまで見てきた生徒さんのうち、数学が苦手な子に共通するのは
途中計算を書かない
という点です。
逆にいえば、これを直せば数学ができるようになります。
人間はマルチタスクが苦手です。
二つのことを同時にやろうとすると、間違えやすい。
子どもも大人も同じですよね。
数学も、途中計算を書くのが面倒か、あるいは「できる」という思い込みで、たとえば方程式の「移項」と「分数計算」を同時にやろうとして「符号ミスをする」という解答をよく見かけます。
きちんと練習量を取って「型」が固まる前に、そのような近道をしようとするとミスが続き、「わかっているのに得点できない」が続いてしまいます。
すると、「得点がとれないから数学はイヤ」と苦手意識ができてしまいます。
そうなる前に、次のことを実践しましょう。
①どんな考え方を使って、どんな手順で解いていくのか、その流れを普段からしっかりノートに書きだす。
②途中計算は消さず、もし間違えた時はあとで「どの手順でミスをしたか」振り返れるようにする。
③余白は多めにとる。答え合わせをしたときには「正しい途中計算」を書き込めるスペースをつくっておく。
これができれば、問題を解くごとに頭の中でも整理ができ、「早く」「正確に」できるようになります。
今日から始めましょう。
実践と継続あるのみです!