タイプ別に塾の特徴を知っていただいたうえで、それ以外の「塾選びチェックリスト」を以下にまとめてみました。
気になる塾のホームページで確認してみてください。
掲載されていない場合は、体験授業の際に教室長に質問しましょう。
チェック① 自習席の有無は?
最近「自習席」をウリにする塾が増えています。
そこでチェックしたいのは「質問応対してくれるチューターの先生がいるか」です。
いない場合、自習席が「託児所のような賑わい」になっている可能性があります。
本当に集中できる自習席なのか、体験授業のときに直接見せてもらいましょう。
チェック② 欠席時の振替授業は?
部活の遠征や試合・家族旅行や体調不良・インフルエンザなど、どうしても塾を休まなければならない日があるものです。
その場合の対応はどうなっているか聞いてみましょう。
チェック③ 個別指導なら「対人数は?」
一人の先生が何人まで生徒を担当するのかは要チェックです。
対人数よって質問できる頻度が違ってきます。
できれば、通塾している知人から「事前に聞いていた対人数で授業がされているか」聞いてみるのが理想です。
というのも、どこの塾でも講師数が不足していて、中には対人数ルールをやぶってまで生徒を受け入れてしまう「個別指導塾」があるからです(実際に保護者からよく聞きます)。
欠席時の振替授業の運用ルールが適当で「生徒が来たい日に自由に受け入れる」など生徒数管理ができていない個別指導塾もありますのでご注意を。
チェック④ 講習会やオプション講座の費用は?
夏期講習などの授業料や教材費、テスト対策などのオプション講座の有無やその費用も事前チェックしたい項目です。
お月謝以外にかかる費用が不明確な塾は避けましょう。
チェック⑤ 先生は「学生アルバイト」か「社会人講師」か?
人件費を抑えるために、大学生アルバイトに授業をさせる塾も多いです。
中には非常に熱心で授業も上手なアルバイト講師もいますが、十分な研修やミーティングができていないなど授業の質に疑問の残る講師もいます。
「年齢の近い先生」で生徒ウケする人気アルバイト講師もいます。
ただしそんな「お気に入りの先生」は、いつか「大学を卒業」したり「就職活動が忙しくなって」「卒業論文が大変だから」と途中で塾を辞めてしまったりが大きいです。
学生アルバイトが全員ダメというわけではありませんが、講師が「大学生か」を事前面談の時に質問し、大学生の場合はどういう研修をしているか・どこの大学に通う学生なのか、塾側が明確に答えられるかも入塾の判断材料にしましょう。
チェック⑥ 合格実績は?
大手一斉指導のほうがトップ校への合格実績が高いはずです。
難関校を受験する生徒さんが個別指導塾を選ぶ場合は、志望校への実績の有無をしっかりチェックしましょう。
チェック⑦ 高校コースの有無は?
中学を卒業したあとも通塾したい場合や、高校へ入ってから「テスト対策」「大学入試対策」を受けたいとなった場合、やはり中学のときに通っていた塾に入るのが安心です。
しかし肝心の「高校コース」が無いという塾もあるので、「高校進学後」のことも考え確認しておきましょう。
入塾を決める前に、必ず「体験授業」を
塾のシステムや校舎がどんなに立派でも、肝心の「授業」がわかりにくければ意味がありません。
見学を希望される方もいますが、塾の実態を知るにはやっぱり「体験授業」がベストです。
体験授業の受付の際、親御さんは先生や教室・他の生徒の雰囲気など「わが子がやる気をあげられる環境か」をよく観察しましょう。
教室長・講師のキャラクターや教室の美化、掲示物や他の講師の話し方・立ち振る舞いもチェックしましょう。
「子どもたちのためになる塾」は、教室に「勉強したくなる雰囲気」がただよっているものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
当塾「学習指導会」の売り込みをせず、できるだけ客観的に書いてみました・・・
・・・お子さんに合った「良い塾」、見つけてくださいね!