スマホで人生を壊す生徒

依存症の恐ろしさ

SNSで以下のポストを見かけました。

中学生・高校生のお子さんをお持ちの保護者様は、誰もがこの「子どものスマホ問題」に向き合わなければなりません。

「スマホで人生が壊れる」・・・極端な話のようでいて、どの学校でも多かれ少なかれ同じような問題が起きています。

メジャーリーガー大谷翔平選手の元通訳、水原一平さんはギャンブル依存症でした。依存症は「気持ちの問題」ではなく病気です。しっかり治療を受けなければ治りません。(それに加え、治したいという本人の強い意志も必要ですが、意思だけでは治りません)

ギャンブルに限らず、薬物やアルコール・性依存なども同様です。

子どもにとって依存性の高い「スマホ」。これさえあれば、他人とのコミュニケーションが24時間可能です。他人というのは友人だったり、顔を合わせたことのない第三者だったり。また、you tube や tiktok、インスタグラムなどの動画配信、SNS、あるいはオンラインゲームも手軽に利用できる状況です。

スマホを持たせるのならルールは必須

私個人の考えとしては、「中学生にスマホは不要」「高校生であっても使用時間や場所のルールを決めておく」必要があると考えます。

ただ、家庭ごとの価値観もあるでしょうから、スマホを持たせる場合ははっきりしたルールを決めておくことをお願いしたいです。例として以下にまとめておきます。

1.通信制限をかけておく(自分で絶対に解除しない)

2.夜8時以降は使用しない(睡眠障害につながる=朝起きれない)

3.寝室に持ちこまない(親に隠れて使ってしまう・目覚まし代わりも禁止)

4.知らない人からのDMは開かない(詐欺や性犯罪に巻き込まれる)

5.ゲームは時間を決め、課金はしない(自制できないので少額でも不可)

6.勉強中は机の上に置かない(集中力低下が科学的に証明済)

依存症になったら治療までに苦しい思いをします。あるいは大切な成長期に膨大な時間を浪費してしまいます。

「みんな持っている」「持っていないと仲間外れになる」「勉強で利用できる」「緊急時に親と連絡がつく」「お母さんんも持っているんだからいいでしょ」など、あの手この手で理由をつけてスマホをねだってきますが、買い与える前によくよく考えていただきたいです。

スマホが欲しいのなら、何に必要なのか。どういうルールで使用するのか、まずは本人に考え決めさせましょう。そのうえで、上記のルールを参考にご家庭でのルールを一緒に決めて「守れなければ没収、それでいいなら(すぐではなく)○年生になってから」のように期間を設けるのがいいと思います。

実際は、スマホは一度買い与えると没収するのは難しいです。与える前に、子どもにとって便利以上に害悪が多いこと(膨大な時間が奪われること)を知っておきましょう。

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