「質」の前に「量」
「勉強のやり方がわからない」「単語が覚えられない」などの相談を受けると、「まずは学校のワークを3周やろう」「書き取り練習したあとに暗記できたかまで自己確認しよう」と伝えても、生徒は「・・・あ、はい」というリアクションです。
「やり方がわからない」というのは、大半の子にとって「てっとり早くテストの得点を上げる方法」や「画期的な単語の暗記方法」を知りたいのだと思います。
しかし、そんなのはありません。勉強はどこまでも「基本の積み上げ」です。
大リーグの大谷翔平選手も、基本の積み上げを決しておろそかにしません。また、サッカー元日本代表の本田圭佑さんも次のように言っています。
結果を出す人はこれ。成功者でもこれなので凡人はもっとやらなければならない。 pic.twitter.com/2QXEF5KT7u
— ケイ🏯@ JTC人事 (@jinji_jtc) April 23, 2024
まずは「量」です。
「量」をこなしたあとに「質」を磨く
「量」をこなしているのに結果が伴わない場合、「質」を見直していきましょう。
まずは「やる」。そして「問題点を修正する」の順です。
例えば
①時間はかけているのに成果が出ない→ノートまとめなど「整理」に時間をかけすぎていないか。ノートまとめや教科書読みなど「インプット」3割・テキストを解く「アウトプット」7割の比率で効果的に時間をかける。
②書き取り練習だけで終わっていないか→単語は暗記できたか自己確認テストを。それでミスしたらさらに練習。週末はもう一度まとめて暗記確認。泥臭く続ける。
③理解できているのにミスした問題を「くやしい」と思えるか→自分の中に熱量をもって「できるようになりたい」という欲求を意識的に掻き立てること。「理解できているからいいや」と自分を甘やかせないこと。
周りの大人の働きかけをきっかけに、本人がどこまで自律的に意識を持てるかが重要です。
何のための努力かを明確に
すべての努力は「何のため」なのか、本人自身が明確に持っているでしょうか。目標がなければ、努力は続きません。逆にいえば、目標が明確なら努力を苦労と感じません。
他人から与えられた目標に価値などありません。やるのは自分。
岩見沢指導会では一人ひとりの目標を見据え、そのための努力をサポートしていきます。