現在の北海道の高校入試では、以前とは違い「自己推薦」で受験できるようになっています。
学校からの推薦が必要ないため、内申ランクに関係なく出願することができます。
では、ランクが低くても自己推薦なら合格できるのでしょうか?
もちろん、そう簡単な話ではありません。
「受験できる」ということと、「合格できる」ということは別です。
目安を知らずに、合格の可能性が極めて低い高校の自己推薦に多くの時間を使ってしまうと、一般入試に向けた勉強がおろそかになってしまう可能性もあります。
そこで今回は、北海道学力コンクールの追跡調査をもとに、岩見沢市内の普通科高校について、自己推薦受験者のランク別の合否状況を紹介します。
※令和8年受験者を対象とした調査です。
※あくまで追跡調査の結果であり、受験者数も限られているため、今後も同じ結果になるとは限りません。志望校選びの参考資料として見てください。
岩見沢東高校
文理探求
Aランク:全員合格
Bランク:20%合格
Bランクでは、合格者がいる一方で、不合格者も多い結果となっています。
そのため、Bランクでの自己推薦はリスクのある受験と考えておいたほうがよいでしょう。
Cランク以下については、今回の追跡調査では合格者を確認できませんでした。
「受験できるから受けてみる」のではなく、一般入試も含めて、自分のランクと学力を考えながら受験方法を決めることが大切です。
普通科
Bランク以上:全員合格
今回の追跡調査では、Bランク以上の自己推薦受験者は全員合格しています。
なお、Cランクについては、今回の追跡調査では該当するデータがありませんでした。
岩見沢緑陵高校
普通科
Eランク以上:全員合格
Fランク:50%合格
Gランク:全員不合格
Eランク以上では、今回の追跡調査では全員が合格しています。
一方、Fランクでは合格率が50%。そしてGランクでは全員が不合格という結果でした。
また、岩見沢緑陵高校の自己推薦では、出願者数と内定者数にも注目する必要があります。
令和8年度は、
- 募集人員:64人
- 出願者数:74人
- 内定者数:61人
となっていました。
つまり、出願者全員に内定が出たわけではありません。
「自己推薦だから合格しやすい」と考えるのではなく、募集人員に対してどれくらいの人が出願しているのか、そして実際に何人が内定しているのかを見ることも大切です。
「受験できる」と「合格できる」は別
自己推薦は、学校から推薦してもらう必要がないため、以前よりも挑戦しやすい入試になっています。
ただし、誰でも受験できるからといって、誰でも合格できるわけではありません。
今回紹介した数字を見ても、ランクによって合格状況には違いがあります。
だからこそ、「受験できるから受ける」ではなく、「合格するためにはどうするか」を考えてほしいと思います。
自己推薦を考えている人は、自分の内申ランクだけでなく、模試の結果や普段の学習状況、志望校の倍率なども含めて、総合的に判断しましょう。
そして、自己推薦を受ける場合でも、一般入試に向けた勉強を止めないこと。
これが非常に大切です。
自己推薦はあくまでも高校入試の一つの方法です。
「自己推薦で決める」のではなく、自分が高校に合格するために、どの受験方法が適しているのかを考えていきましょう。