学習指導会の中3生授業もすべて終了し、いよいよ明日(3/5)が北海道の公立高校入試の本番です。
合格発表が3/18(月)の10時。
その後、あっという間に高校生活がスタートします。
そこで、少し先のお話ですが、高校生活の勉強で「これだけは4月からコツコツ続けてもらいたい」という学習法をまとめておきます。
国語・・・予習としての「教科書読み」
教科書を読んだうえで学校の授業を受けることをおろそかにしないこと。
中学校までは、そこまでやっていた子はあまりいなかったと思います。
しかし高校では4月から驚くほど速いペースで授業が進んでいきます。
ペースに置いて行かれないように「事前に教科書文章を読んだうえで授業にのぞむ」、それだけでも学校の先生の解説が「自分の頭に入っていきやすく」なります。
また、家で教科書を読んだ感想・解釈と、学校の授業での先生の解説に違いがあればなおさら印象に残るはずです。
古文・漢文は辞書を使って用語を把握しておく・・・英語の勉強に似ていますね。
手抜きをせず、コツコツと・・・!
数学は・・・予習よりも復習の徹底を!
理想的なのは、事前に教科書の「例題」部分を読んでおくことです。
もっとたいせつなのは、「ならったことを忘れない」「解法を覚えられるまで類題演習で定着させること」です。
そのための復習は、なるべく「習ったその日」と「一つの章が終わったら、章末問題などを利用して、忘れている箇所がないか自己確認をする」こと。
積み重ねの教科ですから、「今の単元が未定着」だと、他の単元にも「芋づる式」に影響していきます。
どんなスポーツでも基本練習が重要です。
数学も「教科書」を使ってまずは「基本」を「浴びるように練習」し、定着させておきましょう。
英語は・・・教科書本文の予習&単語の復習を
英語は、学校の教科書本文の新出単語を電子辞書などでしっかり押さえ、学校の授業にのぞみましょう。
電子辞書は発音も確認できるものが多いです。
とくに大学入試ではリスニングの比率が多くなりますから、聞き取り練習もおろそかにしないように。
※共通テストでは、リーディングとリスニングが1:1の割合で出題されます!
「大学入試」についてはこちら・・・
教科書本文はノートに書きだし、日本語訳を「自分なりに(わからないところは空欄でOK。時間はあまりかけずテンポよく!)まとめておく」作業を学校の授業までに完了させておきましょう。
そのうえで学校の授業にのぞみます。
学校では文法や熟語の解釈などしてくれますので、家でやった「自分なりの訳」と学校の解説を比べ、赤ペンで修正していきます。
この「自分なりの訳」を修正していく作業がたいせつです。
「あぁ、そういうことね」「そんな訳になるんだ」
という試行をすることで、しっかり頭の中にインプットされます。
あとは単語の暗記。
コツコツ書きとりと、その見直しを繰り返します。
単語帳は移動中でも確認できますし、スマホを利用してもいいと思います。
楽して得られた知識は忘れやすいもの。
多少「めんどう」でも、急がば回れでコツコツ積み重ねていってくださいね。
時間をコントロールする
高校生活は中学よりも「自由度」が高くなる分、勉強以外にも学校のイベントの準備や部活、友人関係やそのほかのやりたいことで毎日忙しくなります。
充実した高校生活のためには、いかに自分の時間をコントロールできるかがカギです。
「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」「今べつにやらなくてもいいこと」の優先度をつけ、取捨選択をすることがたいせつです。
そして高校生活の早い段階で、自分の時間をコントロールする習慣を身につけましょう。