学校裁量とは
北海道の公立高校入試では、各高校の定員70%は「内申点」と「当日点」の合計点で高い順に合格者を決めます。
一方で残り30%は、各高校の裁量によって
・内申点重視(定員の15%)
・当日点重視(定員の15%)
で計算して、高い順に合格者を決めます。
重視比率は各高校によって決まっています。たとえば岩見沢東高校(令和2年度入試)だと
当日点重視・・・当日点:内申点(10:0)
内申点重視・・・内申点:当日点(6:4)
です。
※各高校の「学校裁量」一覧は>>こちら。(道教委ホームページより)
つまり、70%定員の中には入らなかった子でも、当日点が極めて良かった場合は、この当日点重視の枠で合格できますし、逆に当日テストが振るわなかった子は「内申点重視」で合格する可能性もあります。
いずれも全体の定員から比べると狭き門なので、最初からこちらを前提とした出願は控えたほうがいいです。
「定員割れ=全員合格」ではない
一定の学力に満たない場合、定員割れしていても不合格者を出す高校が増えています。
実際に、定員割れしていた学校を受験した当塾の生徒に聞き取りをすると、「同じクラスの子が不合格だった・・・」という話を聞きました。
例年定員割れしている学校だから大丈夫・・・などと気を抜かないように。
定員や倍率に惑わされず、自分の「行きたい高校」を選びましょう!